車のローンは連帯保証人がいれば通る?なれる条件やいない時の対策

連帯保証人

車をローンで借りる際には、連帯保証人が必要となることがあります。連帯保証人がいればローンは通るのかや連帯保証人がいない場合はどうすればよいか不安に思う方もいるでしょう。

本記事では、連帯保証人にはどのような責任があって、どのような人がなれるのかを解説した上で、適切な連帯保証人をつけられない場合でもローンに通る方法をご紹介します。

【この記事のポイント】

  • 連帯保証人になれる人や条件がわかる
  • 連帯保証人が必要になる場合がわかる
  • 連帯保証人のデメリットやリスクがわかる
  • 連帯保証人と保証人の違い
目次

保証人・連帯保証人は意味がちがう

車のローン以外でもしばしば耳にする「連帯保証人」ですが意味を正しく理解してますか?「保証人」と「連帯保証人」では意味が異なります。車のローンで連帯保証人がいれば審査が通るのかについて解説する前に「連帯保証人」の意味について理解しておきましょう。

保証人について

まず、保証人とは、債務者(お金を借りた人)の保証責任を負う人のことを指します。ここでいう保証責任とは、金銭に関する保証に限らず、身元保証における保証人という意味で使われることもあります。

車のローンにおける保証人では金銭に関する保証がほとんどです。保証人は債務者の返済が滞った場合に、債務者に代わって支払う責任が発生します。ただし、債務者の支払いが滞ると無条件に全額を保証人が負担しなくてはいけない訳ではありません。保証人は法律によって以下の3つの権利を保証されています。

①催告の抗弁権
債権者(お金を貸している人)が債権者よりも先に保証人に支払い請求をしてきた場合は、まず債務者に請求するように主張できる権利

②検索の抗弁権
債権者から請求を受けた際に、債務者が所有している財産を調べ、資力がある場合は請求を拒否できる権利

③分別の利益
保証人が複数いる場合は、債務(建て替える必要がある金額)を頭数で割って保証する形を取れる権利

保証人は、金銭の保証責任が発生するリスクはあるものの、法律で定められた権利によってある程度守られていると言えます。

連帯保証人について

連帯保証人も保証人同様に債務者の保証責任を負います。また、連帯保証人とされる場合は金銭に関する保証のみで身元保証などでは使われません。

保証人と連帯保証人の一番の違いは前項で説明した3つの権利が保証されていないことです。その分リスクが高く、責任が重い特徴があります。

例えば、返済できる資力があるのに債務者が返済を拒否した場合、連帯保証人は債権者からの請求に対し、拒否することはできません。「分別の利益」もないので、連帯保証人の数に関わらず、全額を返済する必要があります。

このように、連帯保証人は保証人よりもリスクが高いです。借金をしている本人とまったく同じ義務を背負っているとも言えます。

一方で保証人が背負うリスクが高くなる分、ローン会社はローンを提供しやすくなるとも捉えられます。また、保証人の代わりに保証会社への加入を必須としているケースもあり、高額な保証料金を払わなくて済むというメリットもあります。

保証人や連帯保証人を立てることでローンに通りやすくなる場合はありますが、どのような責任が発生するのか債務者自身も保証人になってもらう人も事前に正しく理解するようにしましょう。

連帯保証人のデメリット・リスクは?

前述の通り、保証人と連帯保証人とでは背負う責任が異なり、保証人は本人が支払えなくなった場合のみに返済義務があるのに対して、連帯保証人は契約者と同様の支払義務を課せられます。

これから連帯保証人になってもらう方に正しく説明できるよう、おさらいも兼ねて分かりやすく例にしてみました。

契約者が返済できなくなった場合に返済義務が課せられる

<200万のカーローンで契約者の返済が困難になった場合>

〇保証人の場合

まず、債権者から契約者(以下債務者)ではなく保証人に請求が来た場合、「催告の抗弁権」を行使して、債務者へ請求するよう主張することができます。
さらに、収入だけでなく債務者が他に財産がないか「検索の抗弁権」を行使できます。この段階で財産があると判明すれば、保証人は支払を拒否することが可能になります。

いざ支払義務が課せられる時には、保証人が複数いる場合は「分別の利益」を行使できます。
分別の利益は、支払総額を保証人全員で均等に割った金額を返済することが可能です。
今回は200万の借り入れなので、一人当たり100万ずつの返済ができます。

〇連帯保証人の場合

先ほど説明した通り、連帯保証人は「催告の抗弁権」「検索の抗弁権」「分別の利益」の法的権利がありません。
そのため、債権者から債務者ではなく連帯保証人に請求が来た場合も拒否はできず、債務者の財産確認依頼を申し出ることができません。

そして返済請求が連帯保証人に課せられた場合、例え保証人が複数いたとしても「分別の利益」がないために、連帯保証人に全額返済義務が命じられます。つまり、今回のケースでは200万の借金を全て負担することになります。

例にすると連帯保証人と保証人の責任の違いがわかりますね。いずれにしても契約者が支払えなくなった場合、連帯保証人・保証人の返済能力に関わらず返済義務を課せられるリスクがあります。

連帯保証人・保証人になるとローンが組めなくなる?

完全に組めなくなることはありませんが、ローン審査が通りにくくなる要因にもなり得ます。

理由として、住宅ローン、銀行系のカーローンやディーラーローンは金融機関を通して審査を行います。
これらは、信用情報にアクセスして、過去に支払遅延や延滞がないか、自己破産履歴などが無いかチェックをします。

連帯保証人・保証人になっているという情報もこの信用情報に載っているため、ローン契約の判断基準として織り込まれるのです。

連帯保証人の方が保証人に比べて審査に影響が出ることも

一般的に連帯保証人の方が保証人よりも法の観点からリスクが高いと認識されているため、保証人よりも影響が出やすいと言えるでしょう。

支払い能力が高ければ問題ない

連帯保証人も保証人も、リスクになる可能性があるとは言え、ある程度の収入(一般的には年収300万以上)あり、雇用形態や勤続年収が安定していれば、そこまで影響がないとも言われています。

保証人・連帯保証人がいれば車のローンは通る?

保証人や連帯保証人を立てることでローンに通りやすくなると説明しましたが、どのくらい通るのか、絶対通るのか疑問に思う方もいるでしょう。

保証人や連帯保証人が必要かどうかや通りやすさはローンの種別によって異なります。以下で詳しく説明します。

保証人・連帯保証人がいればオートローンが通ることもある

ディーラーローンや銀行系カーローンは保証人や連帯保証人が必須ではありません。ディーラーローンとはディーラーが提携している信販会社でローンを借りる方法で、銀行系カーローンは銀行と直接ローン契約をする方法です。

これらは、保証人や連帯保証人をつけることで審査に通りやすくなります。しかし、絶対に通るという訳ではありません。車のローン審査はさまざまな条件を基に総合的に行われるため、債務者自身に過去延滞した経験がある場合などは保証人をつけたとしても審査に通らない可能性が高いです。

保証人や連帯保証人を立てることは審査にプラスになる条件ではあっても、審査に通るための絶対条件ではありません

自社ローンは連帯保証人が必要

前述のディーラーローンや銀行系カーローンの他に「自社ローン」と呼ばれるローンの方法があります。自社ローンとは「車両販売店が自社で提供しているローン」のことです。信用情報機関を通さず、それぞれの販売店が設けた審査基準によって審査します。

そのため、自社ローンは審査が早く、通りやすい特徴があります。一方で連帯保証人が基本必須となるので注意が必要です。(一部保証人不要のプランを提供している企業もあるため後述します。)

どのローン種別を選択しても、保証人や連帯保証人を立てることで審査に通りやすくなります。しかし、絶対必要かどうかや審査の通りやすさはローン種別ごとに異なるので自分にあったオートローンを選びましょう。

ローン種別ごとの詳しい違いはこちらの記事をご参照下さい。

車のローンの連帯保証人になれる人と条件は?

連帯保証人は誰でもなれるわけではありません。通常のオートローンの場合とオトロンの自社ローンの場合でそれぞれの条件を確認します。

通常のオートローン(ディーラー)の場合

通常のオートローンの場合は親や配偶者に連帯保証人となってもらうケースがほとんどです。ただし、親や配偶者だからといって連帯保証人の条件を満たしているとは限りません。

具体的には、以下の条件が必須となります。

・成人している(高齢者は対象外)
・収入が安定している
・過去5年以内に支払い遅延や債務整理をしていない
・過去10年以内に自己破産をしていない
・反社会的勢力ではない
など

このように、連帯保証人には条件があり、現在の収入面だけでなく、過去の延滞の記録なども考慮されるため、連帯保証人をお願いする場合は条件を満たしているか確認をするべきでしょう。

オトロンの自社ローンの場合

一方で、自社ローン専門最大手のオトロンの自社ローンは親や配偶者以外でも一定の収入があれば会社の同僚、友人、専業主婦も連帯保証人に立てることが可能です

条件の部分でも、高齢者も対象になっていたり、他所の滞納歴等は考慮しないなど通常のオートローンと比べると連帯保証人を立てやすいでしょう。

実際にアルバイトやパートの方や年休受給の方でも連帯保証人になれた実績があります。親や配偶者に頼みにくい場合や連帯保証人が過去に滞納の経験がある場合はオトロンの自社ローンを検討してみると良いでしょう。

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連帯保証人がいない場合の対策方法

身の回りに連帯保証人になってくれる人がいなかったり、いても条件をクリアできない場合もあるでしょう。そうなると自分は車を買えないのかと不安になりますよね。

結論から言うと、連帯保証人がいなくても車を持つことは可能です。以下、方法を紹介します。

新車ではなく中古車も検討する

新車は中古車と比較して借り入れ額が数百万単位になってしまい、審査通過のハードルも上がってしまいます。

品質に気を使っている中古車販売店であれば、トラブルが多いとされる修復歴のある車は仕入れていなかったり、国家資格を保有している整備士がきちんと点検を行っていて、新車同様に不自由なく乗れているケースが多いためです。

中古車のため、多少の経年劣化や走行距離があるのは新車とは異なりますが、この先数年単位でライフスタイルに変化が出る場合や、同じ車に乗り続ける気持ちがないのであれば、30万~50万で購入できる上、審査通過のハードルが下がって保証人も不要になるのであれば、有効な手段と言えるでしょう。

車種やグレードを変更する

中古車と似ている話ですが、どうしても新車に乗りたい場合はリーズナブルな車にしたり、グレードを落としたりすると、保証人の有無や審査の通りやすさは格段に変わります。

また、販売店やディーラーによって異なりますが、返済期間を長めに設定することで月々の返済金額の負担が下がり、保証人を付けなくてもローンに通ったケースがあります。

注意点としては、金利がある場合、返済期間が延びれば伸びるほど利子が高く付いてしまうので気を付けましょう。

保証人を付けずに乗りたい車を手に入れたい場合は、資金をある程度用意する必要があると言えるでしょう。

カーリース・カーシェアリングを利用する

例えば、カーリースやカーシェアリングという形であれば車を持つことが可能です。カーリースとは、車を一定期間借りて、毎月定額の支払いをするサービスです。頭金なしですぐに乗れる特徴があります。

カーシェアリングとは、カーシェアリングサービスに登録しているユーザー同士で共同で車を使用するサービスのことです。他のユーザーと共同で使うので、カーリースと比べるとピンポイントで利用する場合においてはお得に使えます。

このようにカーリースやカーシェアリングはメリットも多いものの、自分の物になる訳ではありません。使用頻度が高い人や継続的に車が必要な人にとってはトータルで見ると高くついてしまうでしょう。

支払い能力や信用度を高くして審査通過率を上げる

今すぐに車が手に入る方法とは離れてしまいますが、今後ローンを組みたいと考えているのであれば、できる限り信用度を上げておくことをおすすめします。

信用度=支払い能力があると判断する尺度として直結しますので、例を挙げていきます。

1.信用情報を可能な限りクリーンにする
・多重債務をしているのであれば、一つでも多く完済すること
・自己破産などで金融事故の経験がある場合は消滅を待つ(5年~10年ほどで消える)

2.収入・雇用形態・勤続年数を安定させる
・年収200万以上
・雇用形態は正社員が一番審査に通りやすい
・勤続年数は3年以上が好ましい

以上が、支払い能力があり安定していると、ローン審査において重視される面です。
時間はかかりますが、焦らずに購入計画を立てましょう。

オトロンの新プランでは連帯保証人が不要!

連帯保証人が立てられないけれど、車を所有したい方にはオトロンのMCCSプランがオススメです。連帯保証人不要で車を購入できます。

MCCSプランでは、MCCSと呼ばれる装置を車に搭載し、万が一未払いが発生した場合は遠隔でクルマのエンジンが起動しないよう遠隔制御がかかります。この装置を搭載することで、通常の審査基準よりも低い基準でもローンに通せます。

連帯保証人が不要になること以外にも、本州、四国、九州と幅広いエリアに対応していることや24回払いと36回払いを選択できるメリットもあります。

しかし、対象車種は限られており、自分の欲しい車が対象になっているか確認が必要です。

MCCSプラン対象車種はこちら

また、対象車種が限られてしまうだけでなく、自社ローンと比べるとMCCS装置分の金額が上乗せされるため月々の支払いも増えてしまいます。すでに連帯保証人がいる場合は自社ローン、どうしても立てられない場合はMCCSプランを検討してみるとよいでしょう。

MCCSプランについての詳しい詳細はこちら

自動車購入は自社ローン専門最大手のオトロンで!

本記事では、連帯保証人がいれば審査に通るのかや連帯保証人の条件、連帯保証人がいない場合の対処法をご紹介しました。

条件を満たした連帯保証人を立てられるのであれば、ローンの審査に有利になるため検討してみると良いでしょう。ただし、絶対に審査に通るという訳ではないということと、連帯保証人側にもリスクが発生することは理解しておくべきです。

連帯保証人の条件を満たしているか不安な場合や連帯保証人がいない場合はオトロンの自社ローンやMCCSプランがオススメです。

自社ローン専門最大手のオトロンであれば他社でローンに通らない経験がある方でも審査に通る可能性が高いです。現在オトロンでは審査通過率が95%となっており、過去に滞納があった方や連帯保証人なしでも問題ありません

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連帯保証人について不安がある方は、一度オトロンの自社ローンの仮審査を検討してみましょう。

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