Amazonや楽天などネットショッピングの需要が年々高まり、ドライバーとして活躍する人が増えています。個人事業主として、働くドライバーも多いですが、配送するためには「黒ナンバー」の車両が必要です。
これから配送の仕事を始めたいけど、初期費用にお金をかけられないという人におすすめなのが、「黒ナンバーのカーリース」です。
今回は、黒ナンバーリースのメリットやデメリット、おすすめのリース3社を詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
黒ナンバーとは?
黒ナンバーとは、配送事業用の軽貨物車につけられるナンバープレートです。黒の背景に黄色の文字なので、「黒ナンバー」と呼ばれています。
黒ナンバーは、主に軽貨物車を使用して運送業を行う企業や個人事業主が取得します。Amazon flexやUberなどのサービスでも、黒ナンバーの取得が必須です。端的に言うと、運賃をもらって自動車で運送をする場合は黒ナンバーが必要になります。
黒ナンバーの取得方法
黒ナンバーを取得するためには、運輸支局と軽自動車検査協会の2か所での手続きが必要です。黒ナンバー取得の手続きは以下の流れで進められます。
- 黒ナンバー取得要件を満たす準備をする
- 「貨物軽自動車安全管理者講習」や「初任適性診断」を受ける
- 運輸支局で書類を提出し、事業用自動車等連絡書に受付印をもらう
- 軽自動車検査協会で手続き後、黒ナンバー取得や名義の変更をする
黒ナンバーの取得要件とは、1台以上の軽貨物車両を用意するのはもちろんのこと、営業所などの周囲環境も整える必要があります。講習や診断は、個人事業主として黒ナンバー取得する場合に該当します。
自分で手続きを行うこともできますが、手間や時間がかかるので、手続きを代行してくれる自動車販売店で車を購入したり、黒ナンバー付きのリースの利用がおすすめです。
黒ナンバーのカーリースとは?
黒ナンバーのカーリースとは、リースで用意した軽貨物車両で黒ナンバーを取得し、貨物軽自動車運送事業者として開業することです。黒ナンバーを取得するためには、車が1台以上必要になります。
近年、個人事業主のドライバーの需要が高まっているものの、事業用の車がないと営業を始められません。
カーリースであれば、メンテナンス費を含む月額を支払えば車を利用でき、気軽に運送事業を始められます。カーリースはまとまった費用がなくても、黒ナンバーを取得して収入を得たい人におすすめの手段です。
黒ナンバーリースの仕組み
黒ナンバーリースは、車を購入せずに一定期間車を借りて利用する仕組みです。無料で、黒ナンバーの取得を代行してもらえるケースもあるので、すぐに運送業を始められます。
車の利用者はリース会社と契約し、毎月定額のリース料金を支払います。定額料金には車の利用料だけでなく、メンテナンス費・保険・税金なども含まれるので、想定外の出費が発生することはありません。
一方で、カーリースは基本的に車は自分のものにならず、契約終了後に車はリース会社に返却する必要がある点には注意が必要です。リース会社によっては、車の買い取りや乗り換えができるサービスも提供しています。
黒ナンバーリースの相場
黒ナンバーリースの相場は、月額2万~4万円程度です。月々の負担額は車種や契約期間、プラン内容によって大きく変動します。例えば、以下のような項目によって月額料金は変動します。
- ETCなどの付属品
- 任意保険
- メンテナンス費用
- 車検
- 車種・グレード
ハイグレードの車種を選んだり、任意保険を含んだプランを選択したりすることで、負担額は上がる傾向にあります。積載量や燃費などを考慮して自分に合った車を選びましょう。
黒ナンバーのカーリースのメリット
黒ナンバーのカーリースは、費用を抑えて個人事業主として運送業を始めたい人に最適です。黒ナンバーカーリースの3つのメリットを紹介します。
初期費用を抑えられる
カーリースを利用すれば、まとまったお金がなくてもすぐに事業を開始できます。新車で車を購入するとなると、安い車両でも100万~200万円は必要になります。ローンで購入する場合でも、頭金が必要になることが多いです。
一方でカーリースは、月額料金のみで初期費用が抑えられます。すぐに事業を始めたい人や初期費用を抑えたい人にカーリースはおすすめな選択肢です。
個人事業主は経費計上できる
個人事業主は、リースの月額料金を経費計上できる点も大きなメリットです。費用計上することすることで、節税対策ができます。
車を購入した場合は、減価償却を考慮して複雑な計算が必要になります。一方で、リースはリース会社から車を借りているだけなので、月額料金をそのまま経費にできます。
リースの月額料金には自動車税等も含まれているため、リース料を損金として計上する以外の手続きは不要です。カーリースは節税効果を期待する人や複雑な会計処理を避けたい人におすすめな選択肢です。
メンテナンス費用が追加で発生しない
カーリースを利用すれば、メンテナンス費の追加支払いは必要ありません。カーリースの月額料金に、メンテナンス費が含まれているので、車に関する費用が毎月定額になります。
車を数年使用していると、不具合が出てメンテンナンスが突発的に必要になることがあります。予想外の出費で、一時的に家計の負担になると感じる人もいるでしょう。
毎月安定した収益を得たいと考える人にとって、メンテナンス費用が追加で発生しない点は大きなメリットと言えるでしょう。
黒ナンバーのカーリースのデメリット
黒ナンバーのカーリースは、メリットだけではありません。デメリットも把握した上で、カーリースの利用を検討しましょう。具体的なカーリースのデメリットを3つ紹介します。
途中で解約できない
カーリースを途中で解約することは、原則できません。一般的な契約期間は3~5年ですが、契約満了まで月額料金を支払う必要があります。
途中解約ができない理由は、車の本体価格やメンテナンス費、税金などが契約期間に基づいて月額料金として算出されているからです。途中で解約された場合は、リース会社が損をしてしまうため途中解約が制限されています。
車の盗難など、やむを得ない事態として認められた場合は解約できるケースもありますが、違約金が発生することが多いです。事業が上手くいかない場合でも、途中の解約はできないので、注意しましょう。
走行距離が制限される
多くのカーリースには走行距離に制限があるため、注意が必要です。走行距離制限をオーバーしてしまうと、超過料金が発生します。
特に、長距離を走行する運送業の場合は距離制限に引っかからないか注意が必要です。必ず契約時に走行距離の制限をチェックし、事業の足かせになってしまわないか確認しましょう。
残価精算が発生する可能性がある
カーリースの契約満了時に残価精算として、費用が発生する可能性がある点には注意が必要です。カーリースは契約時に車の価値を残価として残すことで、月額の負担を抑えて車を利用できる仕組みです。
しかし、契約満了時に当初想定していた車の価値より下がると、残価と満了時の価値の差額支払いが必要なケースがあります。特に、車体に傷をつけてしまった場合は、大きな支払いが発生してしまうこともあるので気をつけましょう。
おすすめの黒ナンバー対応カーリース3選
おすすめの黒ナンバー対応カーリースを3つ紹介します。カーリースによって、プラン内容や料金が異なるので、自分に合ったカーリースを探しましょう。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックは、幅広い車種・オプションの中から選べるのが特徴のカーリースです。契約期間は5年が基本となっており、最長9年の長期契約もできます。
選択肢が多いだけでなく、月額の費用が抑えられる点も嬉しいポイントです。定額ニコノリパックの中には、月額1万円以下で利用できる車も複数あります。
車を購入しないものの、車種やプラン内容にこだわりたい人は定額ニコノリパックがおすすめです。
軽バンマーケット
軽バンマーケットは、高い実績を誇る軽バン専門のカーリースです。カーリースでは、納車まで数ヶ月かかるのが一般的ですが、軽バンマーケットは最短7日で納車可能です。また、納車までの黒ナンバーの代車貸出もあります。
個人事業主向けのリースプランでは、新車の月々の負担額は19,000円台~となっています。軽バンマーケットならではのポイントは、黒ナンバーの取得手続きを無料で代行してくれる点です。
事業をすぐ始めたいけど、複雑な手続きが不安な人は軽バンマーケットが心強い味方になってくれるでしょう。
TBカーズ
TBカーズのカーリースは、1年からの短期間契約ができるのが最大の特徴です。新たに開業する人にとって、一般的な契約期間の3年後はどうなっているか想像しにくいですよね。1年ごとの経営状態を見直しながらカーリースを利用できるのは嬉しいポイントです。
TBカーズのリース車両は基本的に中古車ですが、入念にメンテナンスされた車なので安心して利用できます。ひとまず運送業を試してみたい人にとって、TBカーズは利用しやすいサービスです。
審査なしのカーリースはある?
審査なしのカーリースは、基本的に存在しません。リース会社ごとに審査基準が設けられており、どのリースでも支払い能力がないと判断されるとリース審査に落ちてしまいます。
支払い能力を測るための審査項目は以下のようなものが一般的です。
- 年収
- 信用情報
- 雇用形態
- 勤続年数
- 現在の借入状況
現在の年収に問題ない人であっても、過去の延滞の履歴など信用情報の項目で落ちてしまうケースもあります。リース会社によって審査の難易度は異なるので、自分に合ったサービスを探しましょう。
審査が不安な人は自社ローンがおすすめ
カーリースの審査が不安な人は、自社ローンの利用がおすすめです。自社ローンは、審査に通過しにくい人のためのサービスで、非正規雇用や過去に金融トラブルがある人でも利用できます。
ローンは初期費用が払えないかもと考える人も、頭金不要のプランがあるので、リースと同じように少ない負担で運送業を始められます。
自社ローンの中でも、専門店のオトロンは、審査通過率95%を誇り、金利0円の分割払いで配送用の車を利用できます。もちろん、ローンなので完済後は車が自分のものになります。
また、オトロンでは、黒ナンバーの取得手続きや貨物軽自動車運送事業経営届出書の提出のサポートもしているので、配送用の車を探している人にぴったりです。
カーリースの審査が不安な人は、ぜひオトロンの仮審査で審査に通るかどうか試してみてください。
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黒ナンバーに関するよくある質問
軽貨物車両のリースはやめたほうがいい?
「軽貨物のリースはやめとけ」と言われることがありますが、少ない資金で今すぐ事業を始めたい人にとってはおすすめの手段です。リースを利用すれば、初期費用やメンテナンス費などの追加費用を抑えられます。
しかし、リースには走行距離制限などのデメリットもあります。メリットとデメリットを押さえて自分に合ったサービスを選びましょう。
軽貨物車両で1ヶ月からレンタルできるところはある?
軽貨物車両を1ヶ月からレンタルできるお店はあります。事故で突然代車を用意する必要があったり、リースのように数年単位で契約するのは怖いと感じたりする人におすすめな選択肢です。
最短即日から黒ナンバー車両をレンタルできるサービスがあるので、リースよりも短期で利用したい人は、黒ナンバーレンタルサービスも検討しましょう。
黒ナンバー(軽貨物)に任意保険は必要?
黒ナンバーを利用して事業をする場合、任意保険はあくまで「任意」ですが、基本的に入る必要があると考えたほうがよいです。
毎日の運転時間が長い分、事故を起こしたり、巻き込まれたりするリスクも増えます。
不測の事態になっても対応できるよう、任意保険に加入しておきましょう。事業を継続させるためには、リスクに備えておくことも重要です。
自社ローンなら専門店のオトロンがおすすめ
カーリースは、多くのメリットがある一方で、車が自分のものにならなかったり、審査に落ちてしまうこともあります。
いずれ車を所有したいと考える人や確実に審査に通過したいと考える人は自社ローンの利用がおすすめです。
自社ローン専門のオトロンは、中古車販売店の中でも大手の企業で豊富な販売実績を誇ります。車のローン審査に自信がない方でも、オトロン独自の審査基準で現状の収入とこれからの返済状況を加味し、ローンを支払っていけるか総合的に判断するので安心です。
以下では、オトロンの強みを詳しく紹介していきます。
オトロンの自社ローンは審査通過率95%
オトロンは、審査通過率95%で幅広い層の方が利用できるのが特徴です。例えば、「ブラックリストの方」「個人事業主」「新社会人」「非正規雇用」など一般的に審査に通りにくいとされている方でも安心してご利用頂けます。
オトロンでは、就業や生活にクルマが必要な全ての方々が自動車を持てる社会を目指しており、これまでの累計販売台数は28,000台を突破しました。審査の履歴が残らずに気軽に申し込める仮審査も用意しているので、自分が審査に通るかどうかを簡単に確認できます。
自社ローンでは珍しい4年払い対応で金利も0円
自社ローンの支払回数は、24回(2年)が一般的です。オトロンの場合は、支払回数を48回(4年)まで伸ばせるので、月々の支払い額の負担が減ります。例えば、100万円の車だと月々約2万円に収まるので生活への負担が少ないです。
また、オトロンでは金利が0円なので、分割回数によって金利の支払いが増える心配もありません。月々の負担が大幅に軽減され、ライフスタイルや車の買い替え頻度に合わせながら購入可能です。
在庫数は1,000台以上で全国対応
オトロンは数少ない全国対応の自社ローン専門店です。オトロンは全国に17店舗を展開中で、提携店舗数も500店以上あるので、1,000台以上の豊富な選択肢の中から理想のお車をお探しいただけます。
プリウス、N-BOX、セレナ、アルファードなど各国産メーカーの人気車種を取り揃えており、トラックなどの事業用や外車をお選びいただくことも可能です。在庫にない車もお気軽にご相談ください。
頭金なし、保証人なしも選べる
オトロンでは、頭金なしで購入できる車を多数取り揃えております。初期費用を抑えられるので、家計への負担を軽減しながら、憧れのマイカーライフをすぐにスタートできます。
また、保証人必須の自社ローンがほとんどの中、オトロンではGPSを付ける条件で保証人なしの自社ローンを利用可能です。
※基本プランでGPSが付いている自社ローンが増えていますが、オトロンの通常プランではGPSは付いていません。
こだわりの中古車品質とアフターサービス
オトロンでは、自社で5,000坪の大型整備工場を保有しており、国家資格を持ったベテラン整備士が仕入れから購入後のアフターサービスまでを担当しています。
オトロンの中古車は、仕入れの段階から100以上のチェック項目から高品質の車両を実際に目でみて厳選しており、修復歴のある車は仕入れておりません。
中古車は購入後の保証がない販売店も多いですが、オトロンでは3カ月または走行距離が3,000kmまで保証が付くので、万が一車両にトラブルが起こった場合でも安心です。
自分に合った方法で運送事業を始めよう!
本記事では、黒ナンバーリースのメリットやデメリット、おすすめのリース会社について詳しく解説しました。まとまった資金がなくても、リースを活用すれば運送業を始められます。
一方で、リースには審査があるので、過去に金融トラブルがある人などは審査に通らない可能性もあります。審査に少しでも不安がある人は、中古車販売店の自社ローンも検討しましょう。
オトロンは、黒ナンバー取得サポートがあり、運送事業用に軽バンを探している人にもおすすめです。審査に通るかどうかは無料の仮審査で確認できるので、ぜひ試してみてください。
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